横浜市と株式会社 e-Mobility Powerは、2050 年までの脱炭素化「Zero CarbonYokohama」の実現に向けた取組の一つとして、「横浜市内の EV 普及促進に向けた連携協定」を締結し、市内で電気自動車(EV)・プラグインハイブリッド車(PHV)(総称してEV)に乗りやすい環境整備や、充電インフラ拡大に資する新たな仕組みづくりに積極的に取り組んでいます。このたび、横浜市青葉区内において、全国で初めて公道上に EV 用充電器を設置し、公道に充電器を設置する際の課題や有用性について検証する実証実験を2021年6月8日より開始します。

株式会社e-Mobility Powerとは?
2019年10月設立した、電力会社・自動車会社など7社による共同出資会社で、出資者は東京電力ホールディングス(株)、中部電力(株)、トヨタ自動車(株)、日産自動車(株)、本田技研工業(株)、三菱自動車工業(株)、(株)日本政策投資銀行です。事業は充電インフラの整備、充電ネットワーク拡充ならびにサービス提供を行います。
https://www.e-mobipower.co.jp

1 経緯
- 2020年3月:横浜市と株式会社 e-Mobility Power による連携協定締結
- 2020年9月:国土交通省「道路に関する新たな取り組みの現地実証実験(社会実験)」に採択
- 2021年6月:EV充電器の公道設置に関する実証実験開始
2 実証の目的
EV 普及の進む欧州で一般的となっている充電器の公道設置は、都市部における貴重な充電場所になること、視認性がよく充電インフラが充実しているという安心感にもつながることから、EV 化促進に貢献する有用な施策になりうると考えています。今回の実証では、実際に公道上に充電器を設置して試験的に運用し、交通管理者・道路管理者・設置事業者の課題や有用性について検証を行うことを目的とします。
3 実証概要
【実証期間】
2021年6月8日(火)17 時 ~ 2022年3月下旬(予定)
【実証場所】
横浜市青葉区しらとり台 69 付近 (神奈川県道 140 号川崎町田線沿い)
【実施主体】
EV充電器の公道設置に関する実証実験協議会
※横浜市・㈱e-Mobility Power・有識者によって構成される実証実験実施のための協議会
【設置充電器】
機器概要 CHAdeMO 規格 急速充電器 1 基 2台同時充電可能
1台利用時最大出力 90kW※
2台利用時最大出力 56kW
※ 2021年6月~10月(予定)までは1 台利用時最大出力56kW
利用時間 24h
利用料金 充電カードにより異なります。
e-Mobility Power ネットワーク充電器 ビジター利用可
4 実証場所
■位置図

■概要図

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